
【腰痛】
鍼灸でゆるめる腰・整える土台
この記事でわかること
- 腰痛が続くしくみ(姿勢・筋緊張・血流・神経)
- 東洋医学の見立て(流れの滞り/冷えと弱りの重なり)
- 見直すべき生活習慣
- 鍼灸で期待できること(こわばり緩和・巡り改善・再発予防)
- 今日からできるセルフケア
立ち上がると腰がズキッ——それは「支える筋のこわばり」です。
長時間同じ姿勢やストレスで腰まわりがこわばると、血流が落ちて痛みや張りを感じます。
ここでは原因と整え方、鍼灸で期待できること、今日からのセルフケアをやさしくご案内します。
当てはまるものはありますか?(5つのチェック)

- 朝いちばんに腰が固く、動き出すと少し楽
- 座りっぱなし・立ちっぱなしで痛みが強まる
- 前かがみや反る動きでズキッと痛む
- おしりや太もも裏が張りやすい(しびれ感を伴うことも)
- 冷えると痛みが増し、温めると和らぐ
なぜ「腰痛」が生じるの?
姿勢と筋・関節のこわばり、血流低下
前かがみ姿勢や反り腰、同じ姿勢の連続で、腰背部(脊柱起立筋など)やおしり(大殿筋・ハムストリングスなど)に負担が集中します。
筋のしこり(硬結)と血流低下が起こると痛みや張りが出やすく、腰の関節や骨盤の動きも硬くなります。
ストレスや睡眠不足で交感神経が高ぶると筋緊張が続き、回復が遅れがちに。
冷えや運動不足も悪循環を助長します。
重い物の持ち上げ・くしゃみなど一瞬の負荷で痛みが強まることもあります。
考えられる原因として

- 長時間の同一姿勢(座りっぱなし/立ちっぱなし)
- 体幹の支える力の弱さと殿筋・太もものこわばり
- 冷え・運動不足で血流が落ち、回復が遅れる
東洋医学の見立て:流れの滞りと「冷え・弱り」の重なり
腰痛は、腰〜骨盤まわりの「流れ」がつまって温かさや栄養が届きにくい状態ととらえます。
冷えや疲れの積み重ねで“支える力”が弱ると、こわばりが固定化しやすいのが特徴。
まずは流れを作り直し、温めてゆるめ、下半身から土台を安定させることが大切です。
こんな生活、続いていませんか?

- 柔らかすぎるソファで長時間座る(骨盤が後傾)
- スマホ操作で前かがみ姿勢のまま移動・作業
- 前かがみ家事(洗濯物たたみなど)
- 冷房直撃・薄着で腰や足元が冷えやすい
つむぎ温灸室のケアとセルフケア
-施術で整え、自宅で保つ——今日からの小さなコツ-
鍼灸で“腰背部と骨盤のこわばりをゆるめ、土台を整える”
腰・おしり・仙骨まわり、太もも裏やふくらはぎまでを、やさしい鍼と温かいお灸でじんわり緩めます。
骨盤の動きを引き出し、下半身に温かさを通すことで、腰への負担を分散。
呼吸を深くし、回復しやすいからだ作りを目指します。
体質や生活リズムに合わせ、無理のないペースで整えていきます。
改善ポイント

- 腰の痛み・張りの軽減、動作がスムーズに
- おしり・太もも裏のこわばり緩和で負担を分散
- 骨盤の可動性が上がり、前屈・反る動作が楽に
- 下半身の温かさと血流が高まり、冷え戻りを減らす
- 眠りの質を高め、回復しやすい体へ
今日からできるセルフケア
- 骨盤前後傾(ペルビックティルト)10回×2セット、痛みのない範囲で
- おしりストレッチ:座って片足を反対膝に乗せ、背すじ伸ばして30秒
- 太もも裏ストレッチ:椅子にかかとを乗せて前倒し20〜30秒
- 外歩き10〜15分。腕を振り、足裏で地面を押す意識
- 入浴40℃で10〜15分。上がったら腰・お腹を保温
痛みを和らげ、動ける毎日へ
腰痛は、姿勢と緊張で「流れ」と「支える力」が乱れたサインかもしれません。
腰・骨盤・脚を一緒に整えるところから、少しずつ楽になる道筋があります。
つむぎ温灸室では、一人ひとりの体質に合わせた施術で、
心身をやさしく整えていきます。
「座りっぱなしで腰が重い」
「前かがみ・反るとズキッとする」
「朝のこわばりが続く」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください