【不眠】鍼灸で整える眠りのリズム

【不眠】
鍼灸で整える眠りのリズム

  • 不眠のしくみ(自律神経・体内時計・ホルモン)
  • 東洋医学の見立て(流れと陰陽のバランス)
  • 見直すべき生活習慣
  • 鍼灸で期待できること(入眠・中途覚醒・朝のだるさ)
  • 今日からできるセルフケア
目次

眠りたいのに眠れない——それは「休む力の低下」のサインです 

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝起きても疲れが抜けない——。
ストレスや生活リズム、画面の光などが重なると、眠りのスイッチが切り替わりにくくなります。
このページでは、理由と整え方、鍼灸で期待できること、今日からのセルフケアをご案内します。

当てはまるものはありますか?(5つのチェック)

  • 布団に入っても30分以上寝つけない
  • 夜中に何度も目が覚める/早朝に目が覚める
  • 眠っても疲れが取れず、朝がつらい
  • 就寝前に考えごとが止まらず胸がざわつく
  • 休日に寝だめしてもスッキリしない

なぜ「不眠」が生じるの?

ストレス・光・生活リズムが睡眠を乱す

睡眠は自律神経と体内時計、睡眠ホルモン(メラトニン)の連携で整います。夜遅くまでの強い光やスマホはメラトニンを抑え、寝つきを悪くします。ストレスで交感神経が高ぶると呼吸が浅く、夜も“戦闘モード”が続きがちに。

不規則な就寝・起床、夕方以降のカフェイン、運動不足や同じ姿勢は血流を落とし、浅い眠りや中途覚醒を招きます。

考えられる原因として

  • 夜型化と画面の光でメラトニンが低下
  • ストレスで交感神経優位・呼吸が浅い
  • カフェインや不規則な食事で体内時計がズレる

東洋医学の見立て:流れの渋滞と「休む力」の低下

からだを巡る「気・血」の流れが滞り、頭に熱がこもる・胸がつかえる・足は冷える——このようなアンバランスがあると、夜に“休む力”が働きにくくなります。
巡らせて、胸をひらき、足元を温め、休む力を育てることが大切です。

こんな生活、続いていませんか?

  • 就寝直前までスマホ・PCで動画視聴
  • カフェインやアルコールをよく飲む
  • 夕方以降ほとんど動かず、日中の光を浴びない
  • 休日の寝だめと平日の寝不足をくり返す

つむぎ温灸室のケアとセルフケア
 -施術で整え、自宅で保つ——今日からの小さなコツ-

鍼灸で“交感神経の高ぶりをしずめ、眠りの土台を整える”

胸まわり・首肩・背中・お腹・足首をやさしい鍼と温かいお灸で緩め、胸をひらいて腹式呼吸が入りやすい状態に。
足元から温かさを通し、頭にこもった熱やこわばりを落ち着かせます。
体質と生活に合わせ、無理のないペースで眠りのリズムを整えます。

改善ポイント

  • 寝つきが良くなり、夜中の目覚めが減少
  • 朝のだるさが減り、日中の集中が続きやすい
  • 首肩のこわばり・頭重感が緩和する
  • 胃の張り・自律神経由来の不調が緩和
  • 体内時計が整い、就寝・起床が安定

今日からできるセルフケア

  • デジタル日没:就寝1時間前は画面オフ、照明は暖色に
  • 深呼吸「4-6呼吸」:4秒吸って6秒吐くを1〜3分、就寝前と日中に
  • 朝の外歩き10〜15分で日光を浴び、体内時計をリセット
  • カフェインは昼まで。夜はノンカフェインの温かい飲み物に
  • 入浴は40℃で10〜15分。就寝90分前までに済ませる

静かな眠りを取り戻す、やさしい時間を

不眠は、からだの「流れ」と「休む力」のバランスが揺らいだサインかもしれません。
胸をひらき、呼吸を深くし、足元から温めるところから、少しずつ眠りは整っていきます。

つむぎ温灸室では、一人ひとりの体質に合わせた施術で、
心身をやさしく整えていきます。

「寝つけない」
「夜中に何度も目が覚める」

「朝がつらく、日中ぼんやりする」

そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください

この記事を書いた人

愛知県尾張旭市出身。筑波大学体育専門学群にてアメフトのトレーナーをしながら、応用解剖学、スポーツ医学などを学ぶ。
卒後、エステ、整体などを経験。その中で女性の体を診るのには婦人科が必須であると感じる。

現在3人の育児をしながら、その経験を生かし、開業鍼灸師として日々奮闘中。

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