
【肩こり】
鍼灸でゆるめる首肩・深くする呼吸
この記事でわかること
- 肩こりが続くしくみ(姿勢・筋緊張・自律神経)
- 東洋医学の見立て(流れの滞り/冷えと緊張の固定化)
- 見直すべき生活習慣
- 鍼灸で期待できること(こわばり緩和・血流改善・頭痛軽減)
- 今日からできるセルフケア
首から肩がパンパン、重だるい——それは「巡りの渋滞」です
長時間のデスクワークやストレスで、首肩の筋肉がこわばり続けると、血流が悪くなり痛みや重さを感じます。
ここでは原因と整え方、鍼灸で期待できること、今日からのセルフケアをやさしくご案内します。
当てはまるものはありますか?(5つのチェック)

- 夕方になると首肩が重く、コリが強まる
- 頭痛や目の疲れがセットで出やすい
- 肩を回すとゴリゴリ音がして動きが悪い
- 朝起きてもこりが抜けず、だるさが残る
- 冷房下でこわばりやすく、冷えると悪化する
なぜ「肩こり」が生じるの?
姿勢と筋の使いすぎ、血流低下
前かがみや猫背が続くと、首の付け根〜肩(僧帽筋・肩甲挙筋など)に負担が集中します。
細かな緊張が積み重なり、筋のしこり(硬結)や血流低下が起こると、痛みや重さ、可動域の低下が生じます。
目の酷使・歯の食いしばり・ストレスで交感神経が高ぶると、筋がさらに緊張して悪循環に。
冷えや運動不足もこわばりを助長し、頭痛(緊張性頭痛)などをきたすこともあります。
考えられる原因として

- 前かがみ姿勢と同じ作業が長時間続く
- 眼精疲労・食いしばりで首肩に負担が集中
- 冷え・運動不足で血流が落ち、回復が遅れる
東洋医学の見立て:流れの滞りと「冷え・緊張」の固定化
肩こりは、首肩まわりの「流れ」がつまって温かさや栄養が届きにくい状態ととらえます。
冷えやストレスが続くと緊張が固定化し、こりが戻りやすくなるのが特徴。
まずは流れを作り直し、温めてゆるめ、呼吸を通すことが大切です。
こんな生活、続いていませんか?

- 背姿勢でのパソコン作業
- 長時間のスマホでうつむき姿勢が続く
- 合わない枕で寝姿勢で首に負担がかかる
- 冷房の風が当たり、首肩が冷えやすい
小さな一歩から整えていきましょう。
つむぎ温灸室のケアとセルフケア
-施術で整え、自宅で保つ——今日からの小さなコツ-
鍼灸で“首肩のこわばりをゆるめ、血流を高める”
首・肩・背中(肩甲間部)や腕の付け根を中心に、やさしい鍼と温かいお灸でじんわり緩め、巡りを高めます。
胸をひらいて呼吸が入りやすい状態をつくり、こりの戻りを減らすことを目指します。
体質や生活リズムに合わせ、無理のないペースで整えていきます。
改善ポイント

- 首肩のこわばり・重だるさの軽減
- 肩・首の可動域が広がり、作業がしやすくなる
- 胸がひらき、呼吸が楽になる
- 緊張性頭痛・目の疲れの緩和
- 眠りの質が上がり、回復しやすい体に
今日からできるセルフケア
- 肩回し+胸開き:両肘を大きく回す30秒、肩甲骨を寄せて5秒×5
- 1時間に1回立ち上がり、腕を上げて深呼吸3回
- 壁に背中をつけて「壁天使」10回。目線は正面
- 入浴は40℃・10〜15分。上がったら首肩を保温
- 就寝前はスマホOFF。目と首を温タオルで1〜2分
軽く、あたたかい肩で過ごす時間を
肩こりは、姿勢と緊張で「流れ」が滞ったサインかもしれません。
首肩をゆるめ、呼吸を深くするところから、少しずつ楽になる道筋があります。
つむぎ温灸室では、一人ひとりの体質に合わせた施術で、
心身をやさしく整えていきます。
「肩が重くて首まで痛い」
「頭痛・目の疲れがつづく」
「朝起きてもこりが取れない」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください