
【自律神経の乱れ】
鍼灸で整える呼吸とからだのリズム
この記事でわかること
- 自律神経が乱れるしくみ(ストレス・睡眠・体内時計)
- 東洋医学の見立て(流れと陰陽バランスのやさしい解説)
- 出やすい生活・環境パターン(見直すべきこと)
- 鍼灸で期待できること(呼吸・睡眠・巡りの改善)
- 今日からできるセルフケア
からだのON/OFFが切り替わらない——それが「自律神経の乱れ」です
朝はだるいのに夜は目がさえる、息が浅い、動悸や不安、胃の張りや頭重——。
ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れが重なると、自律神経の切り替えがうまくいかず症状が出やすくなります。
このページでは、理由と整え方、鍼灸で期待できること、今日からのセルフケアをご案内します。
当てはまるものはありますか?(5つのチェック)

- 朝はだるい/夜になるほど目がさえる
- 胸のざわつき・動悸・息苦しさ(検査で異常なし)
- 首肩こり・頭重・めまいが出やすい
- 胃の張り・食欲ムラ・便秘や下痢をくり返す
- 気温や気圧の変化で体調がぶれやすい
なぜ「自律神経の乱れ」が生じるの?
医学的には:ストレス・睡眠・生活リズムの影響
自律神経は、心拍・血管・体温・消化・睡眠を自動で調整します。
ストレスや睡眠不足、夜型化で交感神経が優位な時間が長くなると、血管が締まり呼吸が浅く、からだが“休みにくい”状態に。
不規則な食事やカフェイン過多、画面の強い光も体内時計を乱し、入眠の遅れや中途覚醒を招きます。
運動不足や同じ姿勢は血流を落とし、首肩のこわばりや頭重を助長します。
考えられる原因として

- 慢性的ストレスや寝不足で交感神経優位が続く
- 不規則な食事・カフェイン過多で体内時計が乱れる
- 運動不足と浅い呼吸で血流・体温調整が低下
東洋医学では:流れの渋滞と「緊張しっぱなし/養う力不足」
からだを巡る「気・血」の流れが渋滞し、上に熱がこもって下が冷えたりします。その状態が続く、休んでも、満たす力が弱くなると、日中は高ぶり、夜は休みにくくなります。
まずは巡りをつくり直し、胸をひらいて呼吸を通し、休む力を育てることが大切です。
こんな生活、続いていませんか?

- 夜更かしが習慣化
- 就寝直前までスマホ・PCの強い光を浴びる
- 目覚ましを何度も延長(スヌーズ)
- コーヒー・エナジードリンクで頑張り続ける
- 外出が少なく、運動不足
つむぎ温灸室のケアとセルフケア
-施術で整え、自宅で保つ——今日からの小さなコツ-
鍼灸で“交感神経の高ぶりをしずめ、呼吸を深く”
胸まわり・首肩・背中・お腹・足首を中心に、やさしい鍼と温かいお灸でじんわり緩めます。
胸をひらき、腹式呼吸が入りやすい状態をつくることで、からだのON/OFFが切り替えやすくなり、睡眠と消化のリズムを整える後押しをします。
体質や生活に合わせ、無理のないペースで整えていきます。
改善ポイント

- 朝のだるさが軽減し、日中の集中が続きやすい
- 首肩のこわばり・頭重感が緩和
- 胸のつかえ・不安感の軽減
- お腹の張り・便通の乱れが緩和
- 入眠しやすく、夜中の目覚めが減る
今日からできるセルフケア
- 深呼吸「4-6呼吸」:4秒吸って6秒吐くを1〜3分、1日2〜3回
- 朝の外歩き15分で日光を浴び、体内時計をリセット
- 入浴は38~40℃で10〜15分。就寝90分前までに
- カフェインは昼まで。夕方以降はノンカフェインへ
- タスクは3つだけ書き出し、1つできたらOKにする
呼吸と巡りを取り戻す、やさしい時間を
自律神経の乱れは、からだの「流れ」と「休む力」のバランスが揺らいだサインかもしれません。
胸をひらき、呼吸を深くし、巡りを整えるところから、少しずつ楽になる道筋があります。
つむぎ温灸室では、一人ひとりの体質に合わせた施術で、
心身をやさしく整えていきます。
「夜になるほど目がさえる」
「息苦しさや動悸が気になる(検査は異常なし)」
「天気や気圧で体調がぶれやすい」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください