
【生理不順】
鍼灸で整える周期とからだのリズム
この記事でわかること
- 生理のリズムが乱れるしくみ(自律神経・ホルモン)
- 東洋医学の見立て(流れ・温める力・養う力)
- 見直すべき生活習慣
- 鍼灸で期待できること(骨盤まわりの巡りを高める)
- 今日からできるセルフケア
周期が安定しない——それは「ホルモンと巡りの乱れ」です。
毎月のサイクルが早すぎる・遅すぎる、量が多い・少ない、期間が長い・短い。
体のリズム(自律神経)やホルモンバランスの崩れ、生活リズムの乱れが重なると起こりやすくなります。
このページでは、理由と整え方、鍼灸で期待できること、今日からのセルフケアをご案内します。
当てはまるものはありますか?(5つのチェック)

- 周期が毎月バラバラ(早すぎたり遅すぎたり)
- 3か月以上、生理が来ない時がある
- 経血量が多すぎる/少なすぎると感じる
- 生理の期間が極端に短い・長い状態が続く
- 生理前後のだるさ・頭痛・眠りの乱れが強い
なぜ「生理不順」が生じるの?
体内時計とホルモンの連携が乱れる
生理(月経)は、脳(視床下部・下垂体)と卵巣が連携する“ホルモンのリズム”で成り立ちます。
ストレス・睡眠不足・体重の急な変化・過度な運動などで連携が乱れると、排卵が不安定になり、周期や量・期間が揺れやすくなります。
甲状腺の働きの変化や、プロラクチンが高い状態、卵巣の排卵リズムが乱れやすいタイプ(多嚢胞性卵巣症候群など)でも、生理不順は起こりやすくなります。
冷え・同じ姿勢・運動不足は血流を妨げ、下腹部の張りやだるさを助長します。
考えられる原因として

- ストレスや夜更かしでホルモン分泌が乱れやすい
- 急な減量・偏った食事・運動過多/不足で排卵が不安定
- 内分泌系(甲状腺など)のトラブル
- 生殖器(卵巣など)のトラブル
東洋医学の見立て:流れの渋滞と「温める力・養う力」のアンバランス
からだを巡る「流れ」が渋滞すると、下腹部に張りや冷えが生じ、リズムが乱れやすくなります。
また、温める力や栄養を巡らせて満たす力が弱いと、血の勢いが不足して量や期間が不安定に。
まずは流れをゆるめ、温め、養う土台を整えることが大切です。
こんな生活、続いていませんか?

- 交代勤務などで睡眠時間と起床時間が不規則がち
- 朝食抜きや極端な糖質制限・ダイエットが続く
- 運動不足または過度な運動で、からだが常に疲れている
- 冷たい飲食・薄着等で足先・お腹まわりが冷えやすい
つむぎ温灸室のケアとセルフケア
-施術で整え、自宅で保つ——今日からの小さなコツ-
鍼灸で“骨盤まわりの巡りと自律神経をととのえる”
下腹部・腰・仙骨・足首を中心に、やさしい鍼と温かいお灸でじんわり温め、骨盤周囲の血流と呼吸のリズムを整えます。
ストレスで高ぶった働きを落ち着かせ、休む力を引き出すことで、周期・量・期間の安定を後押しします。
体質や生活リズムに合わせ、無理のないペースで整えていきます。
改善ポイント

- 手足・お腹の冷えをやわらげる
- 下腹部の張りや生理痛の緩和
- PMS(イライラ・むくみ・眠気)の軽減
- 眠りの質を高め、日中のだるさを軽減
- 生理周期の安定を後押しし、リズムを整えやすく
今日からできるセルフケア
- 就寝・起床は毎日ほぼ同じ時刻に。就寝1時間前はスマホOFF
- 朝の外歩き10〜15分で日光を浴び、体内時計をリセット
- 温かい汁物+鉄・たんぱく(赤身肉/大豆/卵/青菜)を毎食に
- お腹・腰を保温(腹巻やカイロ)。冷たい飲み物は控えめに
- カフェインは午後控えめ。甘い飲み物・間食を減らす
周期を整える、やさしい時間を
生理不順は、からだの「流れ」と「休む力・養う力」のバランスが揺らいだサインかもしれません。
骨盤まわりを温め、呼吸と巡りを整えるところから、少しずつ楽になる道筋があります。
つむぎ温灸室では、一人ひとりの体質に合わせた施術で、
心身をやさしく整えていきます。
「周期がバラバラ」
「3か月以上来ない時がある」
「量や期間が安定しない」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください